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心臓血管外科

6) 心臓血管外科手術の費用について

1. 更生医療の利用
 心臓の手術の場合、低所得者など特殊な場合に限り更正医療という公的な医療補助を受けられる可能性があります。この制度を使用するためには、術前に医師より身体障害者診断書、更生医療意見書を作成してもらい、居住地の市町村役場の福祉課(障害福祉課)に少なくとも手術の前日までに提出する必要があります。この際、本人の写っている写真、および自分で記入する書類を併せて提出します。

 この申請により手術日以降の医療費は、違う疾患の合併等により入院が延長しなければ、患者さんご本人の前年の所得により少し異なりますが、病院に支払って頂く費用は数万円から10万円程度です。(術後の回復が遅く、入院が延長する場合には更生医療による入院期間の変更・延長を申請する事ができます。)手術日前までの費用は通常の保険負担となりますが、通常の術前検査等だけであればその費用も数万円程度です。

従来、三重県は他県に比べ、更正医療の適用がかなり緩やかでしたが、2006年4月より他県に歩調を合わせることになり、特別な場合を除き更正医療の適用は受けられなくなりました。従って、現在は下記の高額医療費の制度を参照して下さい。

身体障害者の等級につきましては、人工弁置換術等以外では、手術後、身体障害者から再び健常者にもどっていただいております。(術後の再申請等により)人工弁置換術、ペースメーカー植え込みをされた方は、術後身体障害者1級の認定を受けることができます。

 更生医療は、急性発症の心疾患(急性心筋梗塞など)には適用されません。


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2. 更生医療が利用できない場合
(通常はこちらです)
 予定通りに入院〜手術〜退院となった場合の手術費用の概算はだいたい下記のようになります。
人工弁置換術(1弁) 400万〜450万円
人工弁置換術(2弁)500万〜550万円
弁形成術 300万〜400万円
冠動脈バイパス術(On-pump)  300万〜400万円
冠動脈バイパス術(Off-pump) 200万円くらい

 この費用に対して、患者さんが加入されている保険により0割〜3割の金額が病院から患者さんに対して請求させていただく金額となります。日本においては高額医療に対して一定金額以上の支払われた金額は還付される制度(高額医療費の制度)がありますので、国民健康保険の場合は市町村役場に、社会保険の場合には加入していらっしゃる保険組合にお届けになりますと、定められた金額(所得水準で異なる)以上の支払額は支給されます。

 費用に関する問題は、外来にて、看護師から説明させていただいておりますが、疑問の点や支払方法のご相談等は、当院病診連携室(サルビア)にケースワーカーがおりますので、お気軽にご相談いただきたいと思います。


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3. 大血管手術の場合
 大血管の病気で手術をする場合にも、かなりの高額の支払いとなる可能性がありますが、心臓に近接した上行大動脈等の疾患で大動脈弁の閉鎖不全等をともなう様な特殊な病気以外は、基本的には上記の身体障害者の適応や更生医療の適応はありません。このため、多くの場合は上記心臓疾患の更生医療が利用できない場合と同様に高額医療制度による還付を受けて頂くことになります。
胸部大動脈瘤 300万〜400万円
弓部大動脈瘤 450万〜550万円
腹部大動脈瘤 200万円くらい
この場合も、病診連携室(サルビア)にケースワーカーがおりますので、お気軽にご相談いただきたいと思います。


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