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4.大動脈手術
胸部大動脈の手術は全身の動脈硬化の結果として表れるので高齢者に多く、ほかの病気も持っているケースが多いのが特徴です。このうち頭部に血液を送る3本の血管が枝分かれする弓部大動脈の動脈瘤では、枝の血管も含めてそっくり人工血管にとりかえます。その際に、脳への血流を確保して行います(脳分離体外循環)。以前は新陳代謝を抑えて脳を保護するために20度前後に体温を下げて行いましたが、出血傾向や呼吸不全などの問題が避けられないため、2年前より温度を30度に上げて行っています。この方法を用いた臓器虚血のないT型(またはA型)急性大動脈解離12例の緊急手術では死亡を認めませんでした。
| 上行弓部大動脈瘤人工血管置換術 |
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下行大動脈、胸腹部大動脈の瘤は脊髄障害の予防のために軽度に体温を下げ、腹部臓器、腎臓への血流を確保して行います。この手術では術前MDCTによる脊髄動脈の同定、術中運動脊髄電位の測定を行うことで脊髄障害の予防に努めています。
胸腹部大動脈瘤人工血管置換術 |
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