当院の放射線室では放射線機器を最善の状態に保つことを心がけ、常に最高の医療情報を診療科に届けることを日々努力しております。
 また、三重県北西部において救命救急センター(ER-YOKKAICHI)を有する病院として24時間体制で緊急検査への対応をしています。

 放射線部門では以下の機器を設置、使用しております。

 

一般撮影

 レントゲン撮影とも言います。
 放射線の一種であるX線を用いて写真を撮る検査です。放射線検査の中では最も一般的な検査です。
 胸部、腹部、全身の骨の撮影を行うことが出来ます。

FPD(フラットパネルディテクタ)によるフルデジタル撮影
 FPD(フラットパネルディテクタ)によるフルデジタル撮影により、従来のCR撮影と比べ検査効率を最大限に向上させることが可能になりました
可搬型X線フラットパネルディテクタ
 FPDを搭載した立位と臥位の撮影装置のほかに,最近では可搬型X線フラットパネルディテクタを導入し、撮影後すぐに写真が確認でき、またそのまま次の撮影が行えることから、救急や様々な診療科の医師からの評価も高いです。

 

マンモグラフィ

 マンモグラフィとは乳がんを診断する方法のひとつで、乳腺・乳房専用のレントゲン撮影です。
触診しても判らないような早期の小さな乳がんは勿論、しこりを作らない乳がんを白い影(腫瘤影)や非常に細かい石灰砂の影(微細石灰化)として見つけることができます。

 当院ではこの撮影されたマンモグラフィを読影するための高精細2面モニターを備え、さらにマンモグラフィで検出した、しこりとして触れない、超音波でも検出されない石灰化病変に対してステレオガイド下マンモトーム生検を行っております。
当院のマンモグラフィ
 さらに、当院のマンモグラフィ装置は平成24年3月にNPO法人 日本乳がん検診精度管理中央委員会におけるマンモグラフィ施設認定を取得しております。
このページの最初へ戻る

 

CT(Computed Tomography)

CT(Computed Tomography)
CT(Computed Tomography)

 CT検査は、X線を使って身体の断面を撮影する検査です。
 体内の様々な病巣を発見することができますが、特に心臓、大動脈、気管支・肺などの胸部、肝臓、腎臓などの腹部の病変に関しては、優れた描出能が知られています。
 当院ではスイッチングデュアルエナジースキャンが可能なCT750HD(GE Health care社製) に加え、2015年3月より新しく装置、Aquilion ONE(東芝メディカル社製)が導入されました。この装置は検出器が320列、最大幅160㎜を最短0.275秒で撮影することができます。これにより心臓検査、頭部血管検査などに大いに貢献するようになりました。

 

MRI(Magnetic Resonance Imaging)

MRI(Magnetic Resonance Imaging)
MRI(Magnetic Resonance Imaging)

 MRIは強力な磁場と電磁波を用いて身体の断面などを撮影する検査です。X線CTやレントゲン撮影などとは違って放射線による被曝がないことが、最大の特徴です。頭部・頸部胸部・腹部・骨盤部・四肢と、人体のほとんどの部位が検査可能ですが、特に脳神経系疾患の診断に優れていると言われています。また、造影剤を使用しなくても主な血管系の撮影が出来ることも大きな特徴のひとつです。
 検査は大きな円筒状の磁石の中で安静に寝ていただいて行います。胸部や腹部の検査では、その都度息を止めて撮影する場合もありますが、基本的には身体に負担の少ない検査です。
 検査時間はその内容によって10分~60分ほどですが、一般な検査は20分前後です。撮影中は物を叩くような大きな音が断続的に聞こえますが、ヘッドホンを装着して音楽を流すことで、不快感を軽減するよう努めています。

 ただし、すべての人が受けられる検査ではありません。
 下記の項目に当てはまる方は特に注意が必要ですので、事前に医師まで申し出てくださるようお願いいたします

 また、閉所恐怖症の方・気分のすぐれない方・安静の保てない方などは、医師と相談の上対応しますが、検査が出来ない場合もあります。ご了承ください。

このページの最初へ戻る

 

RI(ラジオアイソトープ)

RI検査とは

RI(ラジオアイソトープ)
 RI検査は、アイソトープ検査または核医学検査と呼ばれています。RI(ラジオアイソトープ)とは微量の放射線を出す物質(放射性同位元素)のことを言います。
 これを飲むか、注射することによって目的の臓器にRIが集まります。そこから放出された微量の放射線を専用の装置(ガンマカメラ)で測定し、組織・臓器や病巣の働きを観察することができます。
 検査はほとんどが寝ているだけで終わりますが、検査の時間は目的の部位によって異なります

当院で検査を受けるにあたって

 当院のRI装置は2階にありますので予約当日、再来受付機で受付をされたあとRI受付までお越しください。ご案内いたします。

検査の注意事項

 妊娠中、及び妊娠の可能性のある方、また授乳中の方は注意が必要の場合又は検査を受けられない場合がありますので、検査を受けるように医師に言われた際、必ず申し出てください。
 検査直前に排尿をすませておいてください。
 その他ご不明な点がございましたら、お気軽に担当技師にお尋ねください。

このページの最初へ戻る

 

X線TV室

X線TV室
 X線TV装置は連続的にX線を出すことで、普通のテレビのように身体の動きや状態をX線透視画像の動画として確認しながら、最適なタイミングの画像を撮影する装置で、胃腸検査や整形外科的な検査を始め、いろいろな検査に利用されています。
 当院には2台のX線TV装置があり、デジタル画像として院内画像配信システムに繋がっています。さらに近年、内視鏡、エコー装置と連携した検査を主に行っています。
このページの最初へ戻る

 

ハイブリッド手術室

ハイブリッド手術室
 手術室と血管撮影装置を組み合わせた治療室です。最新のフラットパネルディテクタと56インチの大型モニターで高画質の画像が得られます。
 手術室と同等の空気清浄度の環境下で、カテーテルによる血管内治療や外科的手術にも対応可能となりますので、最先端治療の大動脈ステントグラフトやTAVI(経カテーテル大動脈弁留置術)等幅広く利用出来ます。
このページの最初へ戻る

 

IVR-CT

IVR-CT
 血管撮影装置と大開口径(large bore)の16列マルチスライスCTを組み合わせた治療室です。最新のフラットパネルディテクタと56インチの大型モニターで高画質の画像が得られます。
 カテーテルによる血管内治療(肝癌に対する肝動脈化学塞栓療法等)や経皮的針生検、胸腔・腹腔内膿瘍に対する経皮的ドレナージ術等の様々なIVR手技に対応できるようになっています。
このページの最初へ戻る

 

心臓カテーテル室

心臓カテーテル室
心臓カテーテル室

 心臓カテーテル検査

 心臓カテーテル検査室では、足の付け根の動脈や静脈、あるいは上肢の動脈や静脈から心腔内や冠動脈に細く柔らかい管 (カテーテル)を入れて、圧力の計測、冠動脈の狭窄度、不整脈の原因などを調べたりする検査を行っています。
 検査により異常が見つかれば、経皮的冠動脈形成術、カテーテルアブレーション、ペースメーカー植え込み術、下肢動脈形成術、下大静脈フィルター挿入などの治療を行っています。
 当院では医師、看護師、生理検査技師、放射線技師が常駐しており、緊急の患者様に対しても24時間対応できる体制をとっており、年間約1500件の心臓カテーテル検査、400件の経皮的冠動脈形成術、200件のカテーテルアブレーションを施行しております。

 当院はバイプレーンシステム(一度の撮影で2方向の画像を得ることができる)の心臓血管撮影装置(Allura FD PHILIPS社)、58インチの大型ディスプレイをそれぞれ2台導入し、患者様および医療従事者への被爆の低減、治療成績の向上に努めております。

 市立四日市病院心臓カテーテル検査室においては様々な分野でのスペシャリストがチーム医療を心がけ、患者様に最新、最良の医療を安全に受けていただけるように、日々努力をしております。

このページの最初へ戻る

 

脳血管内治療センター

脳血管内治療センター
 主に脳血管障害に対する診断、治療に使用し、救急センターからの患者様に対して迅速に診断、治療が行える体制をとっています。
 フラットパネルディテクタを搭載することにより、従来に比べ被ばく線量が少なく、3D 画像など臨床において有用な画像が得られるようになりました。
このページの最初へ戻る

 

放射線治療

放射線治療とは

 放射線治療は、放射線を利用してがんを治療する治療法の一つです。

 現在放射線治療は手術療法、化学療法と並ぶがん治療の三本柱として重要な治療法となっています。放射線治療はがんに集中して放射線を照射することにより、がん細胞の細胞内の遺伝子(DNA)にダメージを与え、がん細胞を壊すことが可能です。
 放射線治療は、臓器をもとのまま温存することが可能であり、患者さんの負担が少なく治療の前と同じような生活をすることが可能という利点があります。 体の負担が少ない利点をいかして外来で通院しながら治療を行う患者さんも多くいらっしゃいます。

放射線治療の流れ

 一般的な放射線治療の流れを説明します。

1.放射線治療医、看護師による診察と説明
 はじめに放射線治療医による診察があります。これまでの検査等の結果より、体のどこに、どれくらいの放射線の量を当てるかといった治療方針を決定します。
 治療中の注意事項をお伝えし、患者さんの要望や生活状況、不安等をお伺いし、最後まで安心して放射線治療を受けていただくようにサポートします。

1F放射線治療センター受付

高精度放射線治療棟
1F放射線治療センター受付

 

2.固定具の作成と治療計画用CT撮影
 放射線治療は、毎回同じ姿勢で治療を行うことがとても重要です。毎回同じ姿勢で治療が行えるよう治療する場所により個人に合わせた固定具を作成する場合があります。
 また、CTを撮影する際に皮膚に印を付ける場合があります。この印は放射線治療を行うときに必ず必要になります。日々の生活の中で消えないようにご注意ください。なお、薄くなった場合はご自身で線を書きたしたりせずスタッフにお声かけください。
 固定具の作成からCT撮影終了までおおよそ15分~30分となります。使用する固定具により1時間程度かかる場合があります。

放射線治療計画用CT装置

放射線治療計画用CT装置
(GE社製 Optima580 )

 

3.治療計画
 撮影したCT画像をもとに放射線治療計画を立てます。治療計画では、コンピューター上で放射線の当てる方向や体内での放射線の量の計算を行い、放射線治療装置の出力を決定します。計画された治療計画をもとに様々な検証を行い、正確性、安全性を確認します。

放射線治療計画室

放射線治療計画室
CTから得られた画像を基にコンピューターを使用して放射線治療計画を立てます。

 

4.治療開始
 放射線治療は土曜、日曜、祝日は除く月~金の週5日、毎日行います。
 照射室に入り、治療台の上に寝ていただき、治療計画時につけた皮膚マークに従って位置を合わせます。その後X線で画像撮影し位置を確認する画像誘導放射線治療(IGRT)を行います。

  • 放射線治療室で、放射線治療中は患者さんお一人となります。
    治療中は操作室側よりモニターで技師、看護師が注視しておりますので心配はありません。治療中に何かご用がありましたら、マイクがありますので声でお知らせください。

  • 治療時間10分~60分程度です。 治療室に入室してから退出までは個人個人で異なりますが、通常照射では10分程度、高精度放射線治療になると30分~60分程度になります。実際に放射線の出ている時間は短時間です。ただし、放射線治療を初めて行う時、放射線の当て方を変更する時などは時間が長くなります。
     放射線が体に照射されても痛みを感じることはありませんので安心してください。
Brain Lab社製 True Beam STx with Novalis Radiosurgery

Brain Lab社製
True Beam STx with Novalis
Radiosurgery

2方向からのX線写真を撮影し、正確に位置を合わせて治療することが可能です。

 

 

5.経過観察
 照射期間中は定期的に放射線科医師による診察や看護師による問診を行います。気になるようなことがあれば、医師又は看護師に相談してください。
また診察時に限らず、照射期間中、気になる点などございましたら遠慮無くスタッフにお話し下さい。

 

2017年4月3日より画像誘導放射線治療(IGRT)による3次元原体照射(3D-CRT)を開始し、順次、定位放射線治療などの高精度放射線治療に対応していく予定です。

このページの最初へ戻る

 

ER

ER
ER

 救命救急医療は医療の原点であるという理念に基づき、いつでもだれでもが安心して最善の医療が受けられる患者中心の救急医療を提供しております。放射線室では24時間体制で一般撮影、CT、MRI、IVRが行える体制を整えております。


このページの最初へ戻る