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茶業振興センター

四日市市の茶業振興の施設として、製茶技術向上のための研修茶工場、消費拡大、良質茶製造の情報交換の場としての研修棟が設置されています。

またお茶の道具や古くからの製茶機械、茶刈り機なども展示されています。

 

 

伊勢茶のふるさと四日市



三重県は全国第3位のお茶の産地です。その中心的な産地は北勢地域の鈴鹿山麓に広がる丘陵地帯で、四日市市と鈴鹿市、亀山市で三重県全体の70%以上を生産しています。三重県で生産されるお茶は主に「伊勢茶」のブランドで出荷されます。

 

お茶の種類

お茶は、茶の新芽、葉や茎を原料にした飲み物ですが、その種類は製造方法によって発酵茶、半発酵茶、不発酵茶の三つに大別されます。 簡単にいえば、お茶に含まれる発酵酵素の働きを利用して発酵させたものが紅茶、ウーロン茶で、蒸したり炒ったりして発酵を止めたものが緑茶になるのです。 つまり同じお茶の葉から緑茶、紅茶、ウーロン茶ができることになります。そして、わが国では一般的にお茶といえば緑茶をさしています。

 

お茶

不発酵茶

  半発酵茶 発酵茶
蒸し製(日本式) 釜炒り製
(中国製)
ウーロン茶 包種茶 紅茶
玉露 かぶせ茶 てん茶(抹茶) 煎茶 番茶 玉緑茶

 

お茶の生育に適した気候条件とは、気候がやや冷涼で、昼夜の気温差が大きく、かつ河川に沿った湿度の高いところであり、また朝夕霧のかかるところとされてきました。市内では南西部地域の丘陵部地帯がこの気象条件に当てはまり、水沢、小山田、川島の3地区で市全体の栽培面積の約97%を占めています。

伊勢茶の歴史

伊勢茶の歴史は古く、今から千年以上も前の延喜年間(901〜922)に空海から栽培の教えを受けた飯盛山浄林寺(現在の水沢町一乗寺)の住職が、水沢の山の坊冠山茶の木原に茶の木を植えたのが始まりと伝えられています。この「冠山茶の木原」は、昭和56年に市指定記念物(史跡)に指定され、市と地元の保存会で保護・管理されています。
その後、お茶に対して重税が課されたために、お茶の栽培は衰退し、茶園は荒れ果て、ほとんど衰亡の状態になりました。しかし、嘉永2年(1849)、常願寺(水沢町)の住職中川教宏が、京都の宇治から良質のお茶の種を取り寄せて植栽、茶師を招いて技術を開発し、お茶の生産普及に努めました。これが伊勢茶発展の基礎となったといわれています。

幕末から明治時代にかけてお茶は輸出産品として脚光を浴びるようになりました。農業国であった日本は、お茶を重要な輸出産品として位置づけたのです。これを契機に茶園は急速に増加していきました。多くの伊勢茶が輸出され、生糸とともに外貨獲得に大きく貢献していたのです。

現在、伊勢茶の生産は本市の農業のなかでも重要な位置を占めるに至っています。平成6年度の本市の農業粗生産額は99.4億円となっています。そのうちお茶は16.9億円で、米に次いで第2位の地位にあります。

 

かぶせ茶とは・・・

お茶の時期に水沢地区など茶畑地帯を通ると、茶園一面に黒い覆いが被っている風景が見られます。これが「かぶせ茶」です。
お茶の新芽は、成育中に直射日光を遮ることによって葉緑素が増え、葉が鮮やかな緑色になります。同時に苦みや渋みを抑えたうま味のあるお茶となります。

 

玉露やてん茶(抹茶)も同じ仲間です

この性質を最大限に利用し、茶の木に覆いをして作られるのが玉露やてん茶です。しかし本格的な玉露をつくるためには多大な設備投資が必要となります。またこの方法はお茶の木にとっては、光を遮られるのですからあまり良くありません。あまり長く覆いをすると茶の木が弱ってしまうからです。本格的な玉露やてん茶は1ヶ月以上も覆いをしますから、年に1回の収穫しかできません。そのため値段も高くなります。

そこで何とか簡易にしかも一般的な仕立ての茶園で玉露に近い品質の茶をつくろうということで考えられたのが、いわゆる「かぶせ茶」で、玉露の原料や上級の煎茶になります。

 

水沢地区は日本有数の産地です

特に水沢地区は、日本有数のかぶせ茶の産地です。水沢の場合は、覆いをする期間を2週間と短

くして、年2回収穫します。そのため、高品質なものを安価に作ることができます。

畑の扇風機?

茶園では、一見扇風機のようなものがたくさん立っているのを見かけます。これは防霜ファンというもので、お茶の大敵である霜、特に気温が上昇してくる4〜5月に降りる晩霜に対処するための装置です。

お茶は発芽した頃に霜に遭うと、若芽は黒くなって枯れてしまいます。たった一日だけ霜が降りても、お茶としての商品価値はなくなり、刈り取って捨てるしかありません。

本市で防霜ファンが普及し始めたのは昭和45年頃からですが、平成元年の霜害以来、特に盛んになったそうです。防霜ファンは、気温が下がってくると自動的にスイッチが入り、ファンが回ります。

霜が降りるような夜(晴天で風がない夜)は、地表面が最も冷え込み、地上約6mのところの気温は地表付近の気温より4〜5℃高くなるという気温の逆転現象が生じます。

防霜ファンは、この上層の暖かい空気を、高さ6〜6.5mに設置した送風機で下に吹き下ろすことで、地表の気温の低下を防ぎ、お茶の凍霜害を防ぐのです。

お茶は健康飲料

毎日何気なく飲んでいるお茶には、ビタミンC,A,Eや、フッ素、カフェイン、タンニン等が含まれています。これらの成分は成人病や虫歯の予防、整腸作用などさまざまな効能があり、これらを多く含むお茶は、近年健康飲料として各方面から見直されています。お茶が中国から伝わった当時は、今でいう漢方薬的内イメージで飲まれていたようです。従って、お茶が健康飲料であるのは当然といえば当然かもしれません。

お問い合わせ先

四日市市茶業振興センター

四日市市水沢町字西野268-3 電話 059-329-3367 駐車場:28台(無料)

 

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